製造業向けホームページで動画を使えば反響は増える!?

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まずは製造業のホームページ(WEBサイト)の反響を伸ばすためには、どのような視点で何を実行していく必要があるのかを整理していきたいと思います。

 

ホームページ(WEBサイト)の集客を増やすために考えるべきポイント

ホームページを訪れる人は、必ず何かの情報を探している人です。では、どのようなWEBサイトを構築すれば、情報を探している人たちに来てもらえるのでしょうか?

製造業の見込み客は、ずばり技術者か購買担当者です。技術者は、日々、歩留まり向上、製造工程の改善など、自分の持っている課題について新しい情報を求めています。その情報を検索している技術者や購買担当者こそ、貴社の新規見込み客となる人々です。まずは技術者や購買担当者に分かりやすいサイトを作りましょう。またWEBサイトには情報を発信することで信用力を向上させる役割もあるので、受注できる環境・設備等をアピールすることも大切です。WEBサイトの訪問者がこういった情報にアクセスしやすい形を整えておくことが、まず集客力のあるWEBサイト構築の第一歩です。

話題のコンテンツを作っても一瞬で消化される時代です。きちんとした中身のあるWEBページでなければ、いくらSEOなどを行っても無意味です。読むに値する情報があって始めて訪問者は増えていきます。訪問者を増やすにはきちんとした土台=中身が必要です。

 

アクセス数を増やす方法

WEBでは「情報を探している人が、どの言葉で検索してきて、自社でどんなサービスを提供できるのか」を考察した上で提示することが重要なのですが、情報の見せ方にも工夫が必要です。

よくWEB制作を依頼すると「技術の特徴をトップページで伝えましょう」とか「製造業には設備一覧のページは必須です」あるいは「動画で工程を分かりやすく見せましょう」などと制作会社の担当者に言われたりすると思います。この言葉を真に受けてはいけません。ただきれいに情報を並べるだけでは不完全だからです。

きれいに並んだだけの状態でも、SEO会社に頼みさえすれば検索順位を上げることは出来るかもしれません。ですが、必要な情報がなければ検索でヒットする件数は増えても、売り上げにつながらない、問い合わせが来ないという結果に終わってしまいます。

それを避けるには、自社のサービスがどのようなキーワードで切り出せるのかを発見し、情報を探している人に届けるためにSEOをする、あるいはSNSで発信していくというアプローチが必要になります。まずはキーワードを探しましょう。

 

成約率を伸ばす方法

製造業と消費財の販売会社などとの大きな違いは、顧客との間に強い信頼関係を前提にしているところです。製造業は、技術的な検討事項のやりとりが毎日行われるなど、顧客に信頼を得られなければビジネスが進まないことが前提になっている業界です。なので、御社の技術優位性を、ホームページでどれだけ説明しても物事は進みません。人的関係もなくたまたま検索してヒットしたWEBに記載された情報を読んで、問い合わせフォームに記入することなど、かなり希望的な仮定に基づいて作られた物語に過ぎないと思いませんか?

では、どうすればいいのでしょうか。ここで先ほどのキーワードがまた必要になります。自社のサービスをキーワードで切り出してみた結果から、更に集客しやすい言葉・情報や商品を探し出してほしいのです。売りたい商品で集客するのは一筋縄ではいきません。ただ目につきやすい商品で割り切って集客に徹してみてはどうでしょうか?お客様も注目した商品なので成約率も上がりますし、新規客の情報も得られます。消費財と違って対人営業でしかクローズできない商談も多いはずです。情報を基に訪問することも結果として成約につながっていきます。

このように絞り込んだ形でのWEB構築も時に強い効果を生み出します。サイトの作り方を変えると、劇的に成約率が上がる一例です。

 

製造業のホームページ(WEBサイト)でよく見られているページや内容とは

ユーザーは品質、納期、価格など複数の項目を比較して検討します。そして候補を絞り込んで関心のある会社に接触しています。初期の調査・情報収集にはWebサイトを利用するのが一般的です。その際に、検討に必要な情報が掲載されているか(製品情報等)、会社に信頼感があるか(企業概要等)、 他社にはない魅力があるか(売りになる商品)といった項目について調査します。

中でも重視されるのは、自分たちが抱えている課題を解決できる企業であるかどうかです。そもそも既存の取引先では解決できない問題を乗り越えるために新しいパートナーを探しているのです。

ですからWEBサイトはお客様目線で必要な情報を発信する必要があります。とある加工業者の例ですが、メーカー側が用途を発想しやすいように、保有する技術を単に説明するだけでなく機能や市場性などを図式化・映像化したサイトに変更したところ、多くの引き合いが来たといいます。お客様目線にたってWEBサイトの情報・内容をよく吟味する必要があります。

 

動画があるホームページ(WEBサイト)とない場合の違い

WEBサイトの情報を発信するにあたって、最近では常識となっているのが動画の存在です。文章や写真では表現しにくいことを動画では短時間で大量に伝えることができます。インパクトのある映像で簡潔に美しく伝えることも可能です。最近では、WEBの背景として利用されるなど、ビジュアル面での影響力も高く評価されてきています。

また動画はホームページの集客強化を行う上でも有効活用できます。外部のメディアに登録した場合、その情報について検索をしなかった人々にも情報が届く可能性が出てきます。特にyoutubeは、グーグルの自社サービスであるため、優先的にyoutube動画コンテンツを検索結果に反映させる仕組みを取っています。

一方、動画がない場合はどうでしょうか?文字と写真だけで映像と同じ情報量を伝えようとすればページ数を増やさずにはいられません。動きのないページは飽きがくるのも早いと言われています。動画を使わない手はありません。

 

動画がユーザーに与える効果とは

海外WebサービスのShareholic社が、『最もエンゲージメント率の高い自社サイトへの流入源』という調査結果を2014年に発表しました。そこで第1位だったのはYoutubeです。動画を見たユーザーは、WEBサイトに最も長い時間滞在し、多くのページを閲覧するなど、すぐに立ち去る率も低いことも分かりました。動画を見ることでユーザーの心理的ハードルが下がり、積極的にWEBサイトで情報を探している様子が分かります。この調査で動画の訴求力は非常に高いことが証明されました。

またWEBにおける動画が、若年層だけに受け入れらているわけではないことが、最近明らかになってきています。NHK放送文化研究所が発表した「日本人とテレビ・2015」によると、「動画視聴」の項目で、男性50・60代の平日の視聴時間がほぼ倍増しているというデータが出ています。動画を見るという習慣は全年代的に広がっており、既に情報源として欠かせないものになっているのが分かります。情報を提供するという意味でも動画は広いユーザーに強い影響を与えているのです。またチラシのように情報を押し付けるのではなく、自然な形でユーザーにいい影響を与えられるのが動画の最大のメリットでもあります。積極的に活用しない手はありません。

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